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★[ネタバレ注意]「髪結いの亭主」“Le Mari de la coiffeuse”雑感

最初に何に性的な興奮を感じたかが、男の一生を決める。ミドルティーン以降に、同世代の女とのセックスに興奮を感じれば一番いいのだろうが、なかなかそううまくはいかない。映画「髪結いの亭主」“Le Mari de la coiffeuse”を見て、そのように思った。あらすじは、goo映画あたりを見てほしい。

少年アントワーヌは、散髪屋の女主人シェーファー夫人がノーブラで、しかも胸のボタンを留めないで散髪する姿に魅力を感じ、頻繁にその散髪屋に通う。アントワーヌは、生涯で初めて興奮したのが、散髪屋の女主人であったことで、散髪屋の女主人に強い性的魅力を感じるようになったのだろう。成人した後に、自分よりもずっと若い美人散髪店主のマチルドに求婚し、受け入れられる。

アントワーヌは、マチルドに対しても性的魅力を感じていた。散髪中に客の顔を布で覆っているとき、アントワーヌが後ろからマチルドのスカートに手を入れて、ショーツを脱がせるシーンが非常にエロティックだ。アントワーヌは、シェーファー夫人と同じく、仕事中の女理髪師であるマチルドに性欲を感じたのだ。このようなフェティシズムは、ごく若いときに性的興奮を覚えた対象に発露することが多いと思う。

さて、ラストでマチルドは増水した川に飛び込んで死ぬのだが、それに強い悲しみを抱くことのないアントワーヌは、自分の欲望にのみ関心があるように感じられる。物語全体が象徴で構成されているようなものなので、アントワーヌがあまり悲しまないことなどに目くじらを立てないことが、この映画の見方としては正しそうだ。

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コメント

今回の日記はとても興味深かったです!
あの衝撃の自殺を旦那側の心理から考えたことはありませんでした!私は勝手に「旦那、残されちゃって可哀相。奥さんはナルシストだなぁ。」と思っていたけれど。。。見る人によって受け取り方が違うんですね。(ただ単に私が間違っていただけかもしれないけれど)

投稿: cg | 2006年6月12日 (月) 午後 03時28分

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