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★男はなぜマスターベーションをしたくなるのか

再び、森岡正博の「感じない男」から。男がポルノをみてマスターベーションをするきっかけとして、エッチな画像を見たり、想像をしたりすること以外に、興味深いことを挙げている。

ポルノを使ったマスターベーションには、さらに深い動機が隠されていることもある。それをいくつか見てみよう。まず第一は、「女を傷つけたい」という気持ちが満たされるのだ。(中略)いじめてみたい気持ち、傷つけてみたい気持ちを満たすものとして、ポルノは使えるのである。(51ページ)

「女を傷つけたい」という気持ちは、確かに私自身の中にもある。もちろん、ポルノの中でのように、実際に女性を「男の性欲の奴隷」のように扱うことはないし、そうしたいという気持ちもあまりわかない。しかし、「男の思い通りに女を従わせておきながら、最終的に強制的に女を感じさせ、『ほんとうはお前も感じてみたかったのだろう』」という想像は魅力的だ。

しかし、ここでちょっと強調しておきたいのだが、少なくとも私にとって、「ほんとうはお前も感じてみたかったのだろう」という想像は魅力的ではあるが、同時に非常に陳腐だ。残念ながら、この想像だけで射精に至れるほど、もはや私はウブではなくなってしまったようだ。

ポルノを使ってマスターベーションをする第二の動機は、「自分を傷つけたい」という気持ちが満たされるからである。いわば「自傷行為」としてのポルノだ。「自分を痛めつけることによって、そこから快楽と癒しを盗み取ることができるのだ。(54ページ)

森岡はこの「自虐的な快感」をさらに2つに分け、「自分が大切に守りたいと思っているもの」、たとえば制服を着た楚々とした雰囲気の少女が「無惨にも犯されていく」ところから生じる「自虐的な興奮と快感」と、「感じる女をもっと見たい。それを見ることによって、感じない私をもっと痛めつけたい」というところから生じるのだとする。後者の「快感」については、正直なところ、私自身はあまり自覚できない(間違いだとは思わないが)。しかし、前者の「快感」については、よくわかる。いや、正確に言うと、以前ならばもっと実感を込めて理解できただろうと思う。今は、性的な性癖が以前とは変わってしまったため、“制服少女”が性的に蹂躙される場面にはあまり興奮しない。

なぜかというと、私にとって、もはや“制服少女”という存在自体がもはや実体(signifie)を伴わない記号(signifiant)と化してしまったからだ。平たく言うと、性的に蹂躙されるような“制服少女”はもはや本当の犯罪の場面でしか存在せず、ポルノの中でわれわれの目の前に登場する“制服少女”は、援助交際(という名の売春)に手を染めた少女であるか、あるいは少女と呼ぶには抵抗のある年齢であり、ポルノの中で本物の“制服少女”に出会うことはまずない。それがわかってしまうと、ポルノの大半は、芝居を見るような目で(つまり、彼ら・彼女らはそのように演じているのだと知った上で)鑑賞しないと、興奮するのはむしろ難しい。

(追記)
signifie(シニフィエ)とsignifiant(シニフィアン)の使い方が今ひとつだが、ご容赦。

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