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★甘えるのも愛

仏教の入門書の直後に紹介するのも変だが、代々木忠「プラトニック・アニマル」から。甘えることも愛だと、代々木は言う。

男のプライドって何だろう。しょせんは薄っぺらなものなのではないだろうか。(中略)自分の彼女であり、場合によっては妻なのだから、突っ張ってみたところで仕方がないではないか。(中略)その甘える心が、ちょっと欠けてはいないだろうか。甘えることで自分のプライドが傷つくと、どこかで思ってはいないだろうか。その甘える気持ちが、実は愛なのである。心に豊かさがなければ、人は甘えることなどできない。(148ページ)

確かに、そうかも・・・。思い当たる節があるなあ。自分の場合は、プライドを守るというより、「こうしなければ」ということに、いつの間にかとらわれてしまっているのかもしれない。もちろん、「こうしなければ」も、相手のを顔を見ながら、どうすれば相手のために一番よいのかを考えながら決めたことだから、そのときは少なくとも独りよがりではないはず。でも、そういう“カタチ”を守ることから、“外”に出られなくなっているとしたら、よくないかもね。

ただ、ここで思い違いしないようにしなければならない。世の中には、無制限に甘えてくるオトコもオンナもいる。相手を愛していないのにもかかわらず、甘えてくる=搾取しようとしているオトコやオンナは掃いて捨てるほどいる。そういうオトコやオンナが「愛してるから甘えてるんだよ!」と言うとき、そのエゴイズムを拒絶する勇気は必要だ。

代々木の「甘えることも愛だ」というのは、「甘えることは愛ではない」と思いこみを否定するためのディスクールだ。しかも、論理学で言うところの逆、すなわち「愛は甘えることだ」は正しくない。もう少し言えば、「甘えること」は「愛すること」の部分集合なのだ。

甘えること=愛すること、などと誤解する余地のないくらい、愛することは豊かなことだ。今度もし機会があったら、プライドにとらわれずに、甘えてみようと思う。

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コメント

おはようございます、yuuさん。甘え下手のshinotaroです。(爆)
だからかな、私自身は甘えてくれる人のがラクなのは
確かですよね。

でも、・・・乏しい実体験の中で感じたことを
申し上げると、自分のおかれている状況に不満を
持つのは誰しも同じだと思うのですが、それを
他人のせいにしたり、環境のせいにしてしなだれ
かかってくるのも「甘える」ということであるの
なら、その場合に限り、甘えるという行為は
甘えられている相手にある種の不快感を与える
のじゃないかなという気がします。

逆に甘えてほしいと思えるシチュエーションはと
いえば、端から見ていてもつらいだろうなと思える
状況におかれているのがわかるのに、あえて自分
ひとりでもちこたえながらなんとかしようとしている
のを見たとき、かな。

自分のしたことには自分で責任をとるというスタンスで
生きている人がたまにするからこそ、「甘える」行為も
相手に好意をもってうけいれられるんだと思います。

投稿: shinotaro | 2004年10月 7日 (木) 午前 09時32分

ときには、安心して甘えてみたい。
そんなことが許される関係が、嬉しいのだと思います。

「突っ張っている自分」を解放できる場所、
それが、愛する人であれば、とても嬉しい。

投稿: mia | 2004年10月 7日 (木) 午後 08時34分

mia>「突っ張っている自分」を解放できる場所、

そうそう、そういう場所って必要ですよね。ベッドの中で(というのは、比喩ですけれど)「アンタ、仕事はどうなってんのよ。ビジョンはどうなったのよ?」とは言われたくないですねえ。

>>shinotaroさん

あまりにも精確に私の意図をくんでらっしゃるので、びっくりしました。仰るとおりです。ただ、このような考え方を理解できる男性は非常に少ないように思います・・・。

shinotaro>逆に甘えてほしいと思えるシチュエーションはといえば、

私もそうだったようです。よく「甘えていいのに」と言われました。

投稿: yuu | 2004年10月 8日 (金) 午前 03時11分

>ベッドの中で(というのは、比喩ですけれど)「アンタ、
仕事はどうなってんのよ。ビジョンはどうなったのよ?」
とは言われたくないですねえ。

男性は繊細で傷つきやすいですよね。
屈強な肉体の男性でも心は別もの。 ↑のような言葉は吐けません。
相手が嫌やなことをしたり、言ったりするのはルール違反です。
問題が起きたとき、その答えを私が知っていたとしても、決して
‘教えている’というシチュエーションは作りません。
いろんな答えのパターンを用意して、その中から選び取るよう
仕向けます。もちろん答えがわかるように。
男性は自分で考えて答えを出したと思えるのでプライドも傷つけません。
女性が思う以上に男性は言葉に敏感です。 よね?
「甘え」とは違う内容になってしまいましたね。

投稿: かえで | 2004年10月11日 (月) 午前 12時51分

かえで>いろんな答えのパターンを用意して、その中から選び取るよう仕向けます。もちろん答えがわかるように。

母親が子供に対する態度に似てますね。いろいろ思い返してみたのですが、以前付き合っていた彼女が、答えの出にくい問題について話してくれたとき、私はできるだけ「こうしたら」とは言わないようにしていました(もう書いたかな)。その代わりに、「こういう解決方法も、ああいう解決方法もある。どれを選んだらいいかは、難しいなあ」と結びました。もし最善の方法がわかったとしても、それを実際に実行するのは私ではないので、とにかく納得して行動してもらわないといけないし、だいたい私が出ていって責任の取れるようなことではなかったので、きちんと彼女自身が責任を取って行動できるような環境作りに注力しました。

かえで>女性が思う以上に男性は言葉に敏感です。 よね?

ええ、とにかくプライドが高くて、傷つきやすいです(笑)
だからこそ、その部分をうまく克服したら(プライドのない男になるとか、厚顔無恥な男になるとか、そんな方法ではなく)、いろんな女性とうまく付き合っていけるはずなんだと思っています。

投稿: yuu | 2004年10月11日 (月) 午前 04時15分

>とにかくプライドが高くて、傷つきやすいです
真のプライド高き人は、つまらないことでは傷つかない。
・・・真のプライドは、プラチナのプライド。
・・・傷つかないのが、プライド。(微笑)

投稿: mia | 2004年10月11日 (月) 午前 08時37分

>真のプライド高き人は、つまらないことでは傷つかない。
 
 ホントはそうなんですよね。 
 女性はつまならいことで男性のプライドを傷つけてケンカ
 になるというパターンが多いように思います。
 思ったことをすぐ口にしてコジレル。 口は災いの元、ですね。

投稿: かえで | 2004年10月11日 (月) 午後 12時41分

mia>真のプライド高き人は、つまらないことでは傷つかない。

・・・つまらないことで傷ついてばかりだ>私(鬱)
とはいえ、10年前と比べると、圧倒的に傷つきにくくなったけれど。

つまらないことで傷つく理由をさかのぼれば、子供の頃、どう育てられたかも考えてみる必要があるかもしれないが、理由がわかれば問題が解決するとは限らないなあ。

投稿: yuu | 2004年10月13日 (水) 午前 06時01分

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