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★セックスのボランティアは成立するか

河合香織「セックスボランティア」から。伊緒葵さんは脳性麻痺で、手足が不自由だ。食事から排泄に至るまで生活のほとんどに介護が必要である。一方、山本小百合さん(36歳)は結婚していて子どももいるが、障害者の性の相談に乗るうち、ボランティアとして葵さんのセックスの相手になる。

それから一年ほど経った後、二人は同じ部屋で会った。葵さんからはこんなメールが届いていた。「厚かましいのですが、口でしていただけないでしょうか。」 小百合さんは口での愛撫はできないと答えた。しかし、当日二人は性器の挿入を試した。葵さんからの強い希望があったからだ。(中略)葵さんは行為の最中に小百合さんの唇にキスをしようとした。「それはできない」と小百合さんは拒絶した。(49ページ)

障害者の性の問題については、いろいろな意見があるだろうが、この本の読者に限って言えば“障害者にもセックスの機会を与えるべき”という意見が大勢を占めつつあるようだ。それはそれでいいことだと思う。

ただ、この本にほとんど触れられていないが、重要なことが1つある。普通の人たちにとって、セックスは非常に個人的な、プライベートな出来事なのであり、もともと恋人や夫婦の間でしか結び得ない関係である。ところが、障害者とボランティアは、恋人でも夫婦でもない。だから、いくらボランティアとはいえ、できることには限界が出てくるし、ボランティア(圧倒的に女性が多い)に心理的な負担をかける結果になる。

個人的には、障害者の性は認められるべきだが、ボランティアに頼るのではなく、ちゃんとした買売春のプロに任せるのが妥当だろうと思う。あるいは、高性能の器具を開発して、一人で満足できるようにするのもいいだろう。

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コメント

セックスのボランティアは・・・想像してみたけど、私には無理でした。そもそも、“障害者にもセックスの機会を与えるべき”という意見では、即物的なセックスの行為自体があればいいように聞こえますが、・・・本当に必要なのは、普通の人たちと同じく、非常に個人的なプライベートな出来事であるセックスをする間柄の人であり、その人との愛情ではないのだろうか。それをボランティアでうめることが出来るはずがない、そう思ってしまいました。

皮肉な言い方をすれば、「もてる機会のない”男女関係のかわいそうな人”にもセックスの機会を与えるべき」ということで、ボランティアが来たら、嬉しいだろうか・・・そういうことです(極論ですね、でもそういう側面を見逃してはならないと思います。)

>ちゃんとした買売春のプロに任せるのが妥当
その手の「プロ」の存在自体、容認したくはないので、意見は控えさせて頂きます。

投稿: mia | 2004年9月16日 (木) 午前 05時36分

ぱんだです。

ちょっとショックな内容だったかな?
確かにどんな人でも性欲はあるし、それが人間だし、人間の証拠でもあるし。

でも、今回のはちょっと違う気がする。
ボランティアは何をやってもいいのかって話になる。
介護される人が馬鹿にされている気がするのは私だけ?哀れんで見られているというか。

私は風俗の人は悪い商売じゃないと思う派なのね。
だって、性欲を解消する為に、成り立っている職業な訳だし。反対に偉いとも思う。身体はっている職業だなって。

性欲を解消するだけなら、ホントそういうところに行くべき。
別に恥ずかしいことは無いと思う。

投稿: ぱんだ | 2004年9月17日 (金) 午前 09時32分

この問題はとても難しい。いろんな意見があると思います。で、さらに問題を難しくしているのは、障害者の欲求には、単に「性欲を満足させたい」ということだけでなく、「恋人が欲しい」というのも混じってきていること(健常者の中にも、ごっちゃにしている人はいるけど)。セックスボランティアをかってでる人の中にも、性欲を満足させるだけならともかく、恋愛感情を抱かれては困るって少なくないと思う(既婚者とかね)。

投稿: yuu | 2004年9月18日 (土) 午前 03時11分

こんばんは。
トラバらせて頂きました。

私的には性行為する時点でそれはボランティアの範疇ではないような気がします。

やっぱりプロに任せるべきだよね。と思いました。

投稿: manaka | 2004年9月22日 (水) 午前 12時09分

はてなからトラバしたらエラーが出たので
2回とも入ってしまいました。申し訳ありません。

こういった問題が議論の俎上にのってこないことが
問題だと思いますね。

投稿: cheshiercat | 2004年9月22日 (水) 午前 01時03分

セックスを介助することが問題なのではなく,自分で性欲(手が不自由等)を解消できないことが問題なのです。要は性欲処理なので,プロに任せるというのは一つの手段なのですが,施設に入らざるを得ない方や,収入が低い方はそんな手段はなかなか使えません。
また,一番の問題点は,いわゆる障害者と呼ばれる方々も性欲を持っているんだという事実を,今まで見ない(あるいは見えないようにしていた)ことが問題なのです。
セックスボランティアという本は,このことをクローズアップすることで,障害者への差別問題を強烈に提示してくれているんだなあと思いました。

投稿: hirarihirari | 2004年10月16日 (土) 午後 06時10分

え? 風俗が悪い商売じゃないって?

働いてるのはみんなセックスが大好きだとでも思ってるの?
殆どの人は借金の返済なんかでお金が必要で仕方なくやって
いるのに… 本当は愛する人とだけと思っているけど色んな
事情で初対面の人とでもしなければいけない現実があるわけ
相手を選り好むことさえも出来ないんだよ

それを簡単に「プロに任せる」って

好きでプロやってる訳じゃない そんなプロの身にもなって
みてね そんなに立派だと思うなら貴方が一度やってみたら?

「私がするのは嫌だけど誰かがやってほしい」というのは身勝
手な話ですよね 貴方が嫌なものは誰だって嫌なものです

投稿: serie oro | 2004年11月23日 (火) 午前 12時05分

セックスボランティアは日本でももっと増えていいと思います。

投稿: さら | 2004年11月23日 (火) 午後 09時26分

上記のコメントを見まして、セックスの定義を再度考え直さないといけないと感じました。

私個人としては、セックスと性欲処理は同じものとして考えるべきでないと思います。別に考えるです。

セックスは愛する人と、或いは夫婦の間のみで成立するものというのが社会上モラルとされています。セックスは体だけでなく、「心」も必要だからです。そのモラルは最低限守られるべきものです。

性欲処理は、一人処理、風俗等色々な方法がありますが、これは必ずしも愛する人や夫婦間で行うとは限りません。それゆえに社会上モラルがないと考えられてます。個々の意見は分かれると思いますが、声を大にして立派だ!とは少なくとも言えないはずです。でも世間には「必要」です。

セックスボランティアと本のタイトルで書いてありますが、これは明らかに私は後者に属すると思います。愛する人と交わるわけではない、「心」もない、体だけ。良いとは思えない。でも「必要」ではないでしょうか。

問題は「誰が」それをこなすか・・・ですね。

しかしセックスボランティアとは響きが良すぎでは。極論を申しますと、たまってるおじさんが援助交際をすることと大して変わらないのでは(お金が絡んできますが、自主的に性欲処理をしに行く点では同じです)。その援助交際をした方をボランティアを言えますか?

投稿: 難しい | 2004年12月24日 (金) 午後 10時27分

SVは必要と思うが健常者とは意味、進み方を考えないといけないのでは?
付き添いなど介護者や家族、自身で出歩けないなど色々な理由で 出来ない事も多い。性欲に対する相談や避妊などの知識が片寄った子が多いので、初めは少しエッチなお話から始めたら良いと思う。そう言う意味で言うならセックスボランティアってより、性的ボランティアがぴったりかもしれない。●ちなみに私は「性的ボラ」してます。男女といません。 では、ワンにゃ~。。。

投稿: ワンにゃ~ | 2005年10月31日 (月) 午前 03時19分

はじめまして、検索からきました。
障害者の性について、イイ話しですね。 イイっていうと申し訳ないけどw
売春婦は良くないとされるのに、障害者の性を論じると、その機会は与えられるべきだとされる。
これは、いかに大勢の人が性を客観視していないかがよく分かる、いい問題だと思います。

平たくつきつめると、性欲は事実存在する、それを解消するためにはどうすべきか?という簡単な問題なんだと思います。
でも、そこに介在する感情や思いによって是非が大きく分かれる、つまり感情的で主観的で個人的な、セックスに対する個人の価値観によって、是非が大きく分かれる。大げさな話しでなく、意見している人の個人的な性的な経験1つ1つを元とした価値観で、他人のまったく違うセックスを裁こうとしてるわけです。事実、こういった問題に意見している人の中で、リアルに自分のセックス体験談と照らし合わせて考えるような人は少ないでしょう。あたかも自分が神格化され中立でいるかのような錯覚の元、”本来は恋人と”などと、自分のしているセックスを棚に上げて、現実を見据えていない言い分になってしまうのだと思います。
他人のセックスを語るのに、自分のセックスと照らし合わせて語ろうとしないというのは、いかに不公平な意見が多いかという事の理由だと思います。

そこで、出来るだけ客観的な答えを提示するとしたら、おそらくこういう事でしょう
障害者の人でも、健常者が風俗に行くように性欲を解消する機会があるべきだ、と。
ボク個人はこれが正しい事だと思います、でもコレを正しいとすると売春を正当化するのか?という問題になってきます。
もちろん、ボクの彼女が売春をしていたら それは嫌な事です。ですが、本当にそうなのだろうか?と ボクは疑問を持っているんです。
やはり、性欲が存在する限り、それを解消しなくてはならないのは必然です。それを個人的に、個人レベルでのセックスでの解消を推奨し、半ば相手を束縛するような感じで、あたかも個人契約をするかのごとく相手を限定したセックスをするのは、本当の正しいのか?と疑問を持っています。
もちろん、そういったセックスをするのは個人の自由ですが、それはやはり、あるべくした自由の上になされる個人の自由ではないでしょうか。つまりセックスをする自由です。
セックスをする自由とは、つまるところ売春をする自由です。これは、幼い売春を促すものではなくて、むしろ売春婦を免許制にする、ぐらいの勢いで、きちんとした管理のもの売春婦を認めたらどうだろう?といったニュアンスです。
実はボクは童貞で、一時はやはり生涯1人の女性を決めて、その女性とだけセックスをするのがベストと考えた事もありましたが、もし彼女が、好きになった人が非処女だったら?と考えると、、、やはり非処女を理由に嫌いになる、という事はまずないと思うんです。

一般的な”清らかな交際”を考えれば考えるほど、矛盾につきあたるんです。やっぱり基盤、大本にはフリーセックスが存在すると思います。
その、フリーセックスの基盤の上に、いかに秩序ある交際 秩序あるセックスができるのか?というのが問題だと思うんです。
障害者に対して、哀れんでいるのかどうか そういう細かい事は正直細かくわかりません。
ただ、やっぱり同じ”セックスの機会がない者”として考え抜いた結論は、フリーセックスの上に個人レベルで秩序が築かれるべきで、そのセックスに対する秩序を、セックスをしたことがある人がセックスをしたことのない人に強制する事は正しくないと思います。

投稿: Mr.童貞 | 2006年10月 6日 (金) 午後 12時21分

障害者へのセックスボランティアを認めてしまうと
モテない健常者にもセックスボランティアを与えるべきと
なってしまいます。

オナニーができない障害者がいれば、それは男性同士で
助け合い性欲処理を行えばいいことだと思います。
食欲と睡眠欲と排泄欲は介助による手助けは必要だと
思っていますが、女性の肉体を使用して性欲処理を行う必要
など全くないと思います。女性がかわいそうです。

健常者でモテない人は、女性と性交渉とせず、風俗店にも
いかず、精神的な充足に幸せを見つけ出して楽しく生活して
いる人が多くいます。SVが認められれば障害者への迫害に
つながる可能性があり、逆に障害者を心配しています。

あと、風俗店で働いている人の多くは、借金返済などの
ために苦しみながら働いています。このような職場を生み出して
いる「性」を買っている人は、人間としてのクズだと思います。

投稿: 日本の障害者は恵まれすぎて・・・ | 2007年1月20日 (土) 午後 02時47分

色々きれいごとをいっていますが、
子孫繁栄のSEX以外は、全て性欲処理ぢゃないの?
恋人間は言うまでも無く、夫婦間も相手を使ったオナニーです。
性欲と食欲は動物の二大本能。
お互い同意の上で、お金で処理するのも良し、
無償=ボランティアでするも良し。
非難するも、議論する必要も無し。
但し、モラルを守ってね。

投稿: KUMANO | 2007年2月16日 (金) 午前 10時37分

いろんな人間がいることを前提に考えるべきだと思います。現在風俗に携わる人が借金漬けになって仕方無くという人ばかりではないと言われてすでに10年以上経っているはずです。また夫婦間のセックスであっても、愛情によって勃起するわけではないことは明らかであり、上の方がおっしゃるとおり、生殖以外のセックスは性欲処理の側面があるという現実を直視するべきです。

言い換えるならば性欲処理に対する非寛容的な発想は、必然的に恋人間のセックスの否定や夫婦間の生殖以外のセックスの否定につながることになるはずです。

性欲処理が不能な状態に置かれた場合の精神医学的な所見など客観的に論じられるべきでしょう。オランダが容認しているというのは、人権に対する意識が強いためであり、性欲を満たせないということが人間精神にとって重大な問題なのだという極めて人間的な視点からでていることだと考えます。むしろ形質的に、また社会的に優れたオスのみが性欲を満たせればよいとする発想は動物的で、すべての人に居場所を与える発想から離れているのではないでしょうか?

投稿: がまん | 2007年6月23日 (土) 午前 06時49分

ボランティアが必要か?答えはNOだと思う。意見が既出だケド
風俗があるから。障害者向けの風俗もある。但し、風俗はSEXは
禁止されている。

じゃあ障害者はSEXが出来ないのか?が問題で、風俗を
国営化(売春婦制度・女性の登録制)にすれば良いんじゃない
かと思う。

女性人権団体やらが騒ぎそうだが、国営化すればヤクザが介入
する隙ができないし、未成年の売春も確実に減る。何にでも
メリット・デメリットがあるのは仕方ない・・・

投稿: 通行人 | 2008年1月14日 (月) 午後 03時59分

身体障害者ならともかく、知的障害者がSEXをできるのは
我らがVIPPERに対して失礼じゃないか

投稿: VIPから | 2008年3月19日 (水) 午後 12時54分

知的障害者に何で女を宛がわないといけないんだ?w

ヤりたいなら金持って繁華街に行けよwww

それすらできないんだったら性に対する権利なんてないでしょww

投稿: Holland | 2009年9月22日 (火) 午後 05時05分

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