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★「いのち」を大切に

600万円ほど払えば、子どものできない夫婦のために子宮を貸すビジネスが、すでに米国では一般的に行われているらしい。生活困っている女性も助かるし、子どものできない夫婦も助かる。誰にも迷惑がかからず、みんなハッピーになりそうだが、大きな落とし穴がある。鎌田實医師と高橋卓志和尚「生き方のコツ 死に方の選択」から。

産まれてくる子どもがエイズに感染したり障害を持って生まれてきたりという現実が、もう始まっています。600万円払った夫婦は、契約が違うと子どもを引き取らず、もちろんお腹を貸した女性も自分の子ではないといって引き取りません。いのちを授かった子どもは、どうやって生きていったらよいのでしょうか。(235ページ)

みんなが幸せになる技術が、不幸な人間を生み出している。この事実について、目をつむるべきではないだろう。すべての「できること」をやるべきだとは限らない。

子どもが障害を持っていたりエイズに感染していたり、何らかの問題を抱えて生まれてくることを、依頼した夫婦は事前に考えていたのだろうか。もちろん、契約上は「引き取らない」という条文を盛り込んでいたのだろうが、それで回避できるのは自分たちのトラブルであって、生まれてきた子どもの問題は回避できない。

「いのち」を大切にすることを、もう少し考えた方がいいと思うなあ。


(追伸)
仕事が多忙なため、1ヶ月も放置してしまいました。あと数週間は忙しそうですが、ぼちぼち復帰する予定です。

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