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援交少女からの質問

実際に援交する少女と接点はないので、あしからず。『Deep Love 第一部アユの物語』(スターツ出版)から。

中学3年のとき、進路面接で担任に言われた。「アユ、将来のこと、しっかり考えなきゃダメだぞ!」『…』「アユは、何がしたいんだ?」『別に…』「何できちんと答えられないんだ」『タルイ…』「おまえ、何のために生きているんだ!」『…』「聞いているのか?」『じゃあ、あんたは何のために生きているの?』 担任は一瞬たじろいだが、すぐに言った。「幸せになるためじゃないか」『…』 アユは内心思った。生きる意味なんて誰も知らない。(25ページ)

ここで出てくる担任よりも、アユの方が哲学的な問いを発していることは間違いない。残念ながら、アユには問いを考え続ける“思考の体力”がないので、答えを求めることができず、ここから先には絶対にたどり着かないが。

それにしても、担任の「幸せになるために生きる」というのは、論理矛盾も甚だしい。「幸せである」というのは、「生きている」の1つの状態である。正しくは、「生きているならば、幸せでいたい」である。アユが問うているのは「生きているならば」という前提条件のところである。もしアユが「楽して幸せに生きていたい」と語るならば、「そんなにうまく行くはずがないぞ」と、豊富な事例を並べ立てて脅すといい(効果があるかどうかは別問題)。しかし、「生きているならば」という前提条件を疑う人間に対して、「幸せになれよ」というのはほとんど意味がない。

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