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セックス依存症とは何か

セックス依存症とは、“セックスが好きで好きでたまらない”ということではないらしい。セックスの回数も関係ないとか。今一生『「出会い系」時代の恋愛社会学』から。

セックス依存症を病む人にとってのセックスは、そもそも「相手から必要とされている感覚」を得るための手段であり、セックスすること自体が必ずしも目的ではない。だが、いざ依存症を患うと、「自分にとってのセックスはそれ自体が目的か、他の何かを得るための手段か」という区別はお構いなしになってしまい、自分も相手も気持ちよくなるために何が必要かといった思いやりを持てる程度の心のゆとりさえ失ってしまう。(28ページ)

“本当にそうしたいのかどうか”がわからなくなって、セックスそのものではなく、“受け入れられている”という感覚を求めてするセックス。どんなものかは想像さえつかないが、不特定多数に求めるべきでないことくらいはわかる。“受け入れられている”という感覚を与え続けるには、深い相互理解が必要だからね。知らない相手を深く受け入れることはできないし。

今一生は、原因は思春期の親子関係にあるのではないかと推測しているが、確かにその可能性は大きいだろう。思春期までに無条件で親に受け入れられる体験をせず、「いい子でいたら愛してあげる」「テストでいい点を取ったら受け入れてあげる」などという条件を満たすことを迫られる子どもは少なくない。

そういう子どもが、自分でセックスをコントロールできる年齢になって、“相手から必要とされる感覚”“相手に受け入れられている感覚”を味わうためにセックスにのめり込むのは、むしろ自然なことだと想う。決して、幸せなことではないけれどね。

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