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恋の苦しさ

相思相愛の関係の二人が会えずにいるとき、どちらが苦しいかと言えば、もちろん思いの強い方である。

秋山の 
樹(こ)の下隠(がく)り 
逝く水の 
われこそまさめみ 
思ひよりは

(鏡王女『万葉集』巻二)

秋山の樹下の茂みに隠れるように流れてゆく川が、次第に水量を増してゆくように、たぶん私への君のお心よりも、私が君をお慕いする心の方がずっと勝っておりましょう。 (『男うた女うた ──女性歌人編』中公新書p.21)

1200年以上前から、思いの強い方が、相手に対して恨み言を言いたくなるのは変わらない。鏡王女のこの歌に恨み言をはっきりと込めているわけではないが、苦しい恋をしている人はみんな、相手に対して何か言いたくなるのではないか。

もちろん、そこでどうするか、そのままストレートに伝えるのか、黙って微笑みつつ耐えるのか、それはそれぞれの人の選択だ。

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